特許事務所と弁理士の収入
特許事務所に勤務する弁理士はどの程度の収入を得ているのでしょうか。特許事務所と一口に言ってもその規模や内容はさまざまですし、地域によっても報酬が異なるそうなのので一概には言えないようですが、大企業の課長〜部長クラスの年収を得ている弁理士は、けっこう存在するとのことです。
特許事務所ではなく企業に就職した場合はこれとはまったく異なるようです。基本的に企業に就職した場合は「企業内弁理士」という立場になります。最初から弁理士の資格を持っている人の場合には特別な手当などが付くこともあるようですが、これも企業によってバラバラで、一般の社員と同等の収入しか得られない場合もあるようです。
また最初は普通の社員として入社して、仕事上の必要から弁理士の資格を取った場合も同様で、それによって収入が増える場合もあれば、これといった手当などが付かないような場合もあるようです。
弁理士として最も多く収入を得る方法としてはやはり独立して新たに特許事務所を設けるか、大手の事務所の所長弁理士になる、などが有力なようです。独立して事務所を設立した場合で、多くのクライアントをもつことができた場合には多額の収入を得ている弁理士もいるとのことです。
最近では弁理士の数がかなり増え、余り気味とさえいえるようなので、基本的に弁理士の資格があるというだけでは収入を上げることは難しくなり、特許申請の明細書作成などの経験を積み重ね実力を上げていくことが収入を増やす近道であるといえるようです。