特許事務所による申請と個人の申請どう違う?
日本における特許事務所や弁理士などによる特許の全申請数は年間約30〜40万件といったあたりで毎年推移しているようです。30〜40万件というと非常に大きな数字ですが、実は特許事務所に依頼主から持ち込まれる案件自体ははるかに多い数量であるというのです。
特許の申請などを特許事務所や弁理士に依頼する場合には、特許事務所側では慎重に事前の調査を行うことがあるそうです。既にまったく同じ内容の出願が行われていないか、あるいはほとんど同じ内容の出願が行われていないかどうかを先行調査するそうです。これは例えば特許電子図書館などを用いて発明者自身が自分で行うことも可能ですが、やはり特許事務所などのプロにはかなわないようです。
また出願明細書などの書き方にはコツがあり、書き方をあまり考えずに作成された書類を提出した場合には期待したような権利が取得できない場合があるそうです。また出願明細書などの記載に不備が見つかった場合には、権利化自体ができなくなったり、最初からやり直しとなってしまう場合もあるそうです。
こうした点は特許事務所に依頼することでほぼすべて心配の種を無くすことができます。特許事務所における特許申請のやりかたの一例についてはこちらの特許申請に関するサイトをご参照ください。また特許以外にも商品のデザインについて意匠、商品名について商標なども出願する場合などには、当然ながら特許、商標、意匠すべての知識に精通しておく必要があるのではないでしょうか。こうなると素人にはお手上げです。やはりここは特許事務所に委任すると言うのが時間の上でも経費の上でもムダをカットできるので良い方法と言えるのではないでしょうか。こちらの特許事務所に関するサイトをご参照ください。
なお、商標の事前調査でも、様々な要素を考慮して調査をしないと意味のないものになってしまうことがあるそうです。素人の場合にはこうした微妙な部分までじっくりと調査できないということが多いようです。